printf()によるデバッグの準備
このところ、インターフェース誌とトラ技(1)が立て続けにmbedを特集した。その記事を眺めていると、デバッグはprintf()だけとの説明が目に付く。オンライン開発環境は良いが、従来のデバッガが使えない、そこでデバッガを使うには、と記事は続くのだが、逆に言えばオンラインでもprintf()は使えるということらしい。printf()はC言語の解説書のHello World(2)に必ず登場する有名な標準関数(3)の一つ。これをmbedのオンライン開発環境でも使えれば、デバッグ以外にもいろいろ便利そう。さらにキーボード入力(PCのキーボードからの入力)が使えれば、さらにベターである。
ということで、調べてみると、
・Windowsではドライバのインストールが必要
・PCで表示するには別のソフト(ターミナル・ソフトと呼ばれるもの)が必要
と判った。
Windows用ドライバはこちらのページを見ながらインストール。途中でMicrsoftからの警告が出るが気にせず「続行」を選択。インストールを始めるにあたり、他のプログラムを落とすように注意書きがあるので、それに従う。
https://mbed.org/users/okini3939/notebook/mbed256_debug/
https://mbed.org/users/okano/notebook/personal_memo--usb-serial_IO/
ターミナル・ソフトはTera Termを選択。上記ページの説明で使われているので悩まずに済む。実際にはTera Term Proのポータブル版を選択した。
動作確認のHello Worldはこちらのページのもので行った。PCへの表示だけでなく、入力もできる。素晴らしい。
https://mbed.org/users/okini3939/notebook/Serial_jp/
(1) トランジスタ技術 2014年10月号 特集「見参!お膳立てマイコンmbed」
(2) 動作確認や最初の練習用として示されているプログラム。Hello World!と画面に表示するものが一般的。
(3) Cであらかじめ用意されている関数。